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光熱費0住宅
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北海道住宅新聞社が、当社の「光熱費ゼロ住宅」(私の自宅兼モデルハウス)を取材。 雑誌・新聞および同社の特設サイト「実現可能な光熱費ゼロ住宅大研究」に掲載されました。 以下の内容はその記事を転載したものです。 なお、今後私たち家族が自ら暮らしながら「光熱費ゼロ住宅」の暮らし心地やエネルギー消費量 などをレポートしていきますのでお楽しみに。

「実現可能な光熱費ゼロ住宅大研究」特設サイト

自宅で光熱費ゼロ目指す

燃料費高騰やエコ意識の高まりを背景に、ユーザーの光熱費ゼロ住宅への関心は高まっています。そんな中で地元中堅の工務店、(株)丸三ホクシン建設の首藤一弘社長は慎重な考えを持っていました

「光熱費ゼロ住宅は我々工務店もチャレンジしてみたいテーマ。でも我々は太陽光発電など自然エネルギー活用の専門家ではないし、シミュレーションがあったとしても、発電機器が期待通りの性能を発揮するか、ユーザーが室温の設定温度を何℃にするかも不確定要素。本当に光熱費ゼロが達成できるのか確信がない。建設費用がいくらかかって、断熱を厚くする場合に通常と異なるディテールはどうするか、万全な施工ができるかなども確信を持てない部分でした」と首藤社長は言います。

そこで「お客様におすすめする前に、まず自宅で家族と一緒に光熱費ゼロを検証してみよう」ということになったのです。今回は、7月末に完成した自宅を紹介します。

太陽光発電と地中ヒーポン

この物件の目玉は太陽光発電システムと地中熱ヒートポンプシステムの両方を採用していること。

京セラ製の180Wの太陽光発電パネルを24枚、合計およそ4.3kWを屋根南向きに設置、試算では年間4230kWの発電が可能です。

地中は年間を通してその地域の年平均気温+2℃程度を保っています。そこで85メートルの地中杭を打ち込み、冬は外気温より暖かく、夏は涼しい地中熱を汲み取ることで、エネルギー消費もCO2の排出量も少ない冷暖房が実現できるのです。建設地は石狩市の「エコタウンふれあいの杜」で、土壌が砂質で杭の施工コストが安く済み、地下水が豊富なので熱を継続的に汲み取るうえで有利など、地中熱ヒートポンプを採用しやすい条件が揃っていました。

暖房用としてはやや低い35℃の温水を室内の放熱パネルに循環させる仕組みで、この温度で一定の室温が維持できるか、というチャレンジも行います。

暖房費は年間3万7000円

断熱は、外壁が押出スチレンフォームB3種100o、天井は同160o、開口部は木製サッシ・Low-E複層ガラスをメインに採用しています。

ヒートポンプメーカーの試算では年間暖房費は約3万7000円、ほくでんサービスの試算によるとその他の家電、照明、給湯などの年間費用は約11万円。光熱費合計で約14万8000円という試算です。

一方、太陽光発電の年間発電総量は、シミュレーションによると4230kWで、年間予想節約電気料金は約11万5000円。試算段階では、光熱費ゼロ住宅を実現するためには年間で約3万3000円分の発電不足ということになります。

この前提をもとに、家族で実際に暮らしてみて、室温の測定や機器の操作の実践、光熱費の集計などを続けていき、光熱費ゼロ住宅の実現にはどの程度の断熱性能が必要か、自然エネルギーの利用法はどうかなどの検証を行う予定です。

首藤社長は「当社のような工務店では大々的に光熱費ゼロ住宅の宣伝を行ったりという予算はありません。しかし光熱費は今後も上がり続け、家計を圧迫する恐れがあります。

今回の住宅では、住居が組み込み車庫と接する設計ですが、住宅と車庫部分の基礎コンクリート部分が一体化していると、室内の熱が車庫に伝わる「熱橋」が発生する恐れがあったため、車庫は独立した布基礎を設けるなど、細部に渡る配慮がなされています。自社の施工技術を背景に、自然エネルギーの活用による光熱費ゼロ住宅に挑戦する同社。今後の成果が楽しみです。

建物外観。車庫と木製サッシ、外壁の一部の色合いを統一。太陽光発電を見上げるご近所の方もちらほら
太陽光発電パネルは1階正面の屋根に全面施工。年間約11万5千円分の発電力
室内の床材は紀州杉を採用。裸足で歩いたときに温かみがある。浮造り(うづくり)という凹凸のある表面仕上げは足裏の感触が抜群
玄関入り口にある放熱器は、夏場には地中熱ヒートポンプからの冷たい水を流し部屋を冷房する
外壁の断熱施工状況。建物完成後には見えなくなり、しかも断熱性能などの数値には直接表れない部分だが、施工精度は実はとても重要

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